成長の軌跡

小学校教員 「なりたい自分になりたい!在りたい自分で在りたい!」そんな思いを実現していくためのブログです。

瞑想で「今ここに注意を向けて」子供のように人生を楽しもう

 ブログを書くときには、伝えたい誰かを明らかにするようにしています。

対象は2つあって、

1つは「過去の自分」、もう1つは「友達」。この2つの対象に向けて書くことが多いです。

 昨日、Twitterで「『瞑想』について教えてください」という意見をもらいました。私のプロフィールに『瞑想』と書いているのを見て意見をくれました。

すごくうれしい。

今日は、意見をくれた人に伝えたいと思い、ブログを書いていきます。

 

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はじめに

私が瞑想に興味をもったきっかけ

 常に何かに追われているような焦燥感がありました。

休んでいるときにも、「休んでいる場合じゃない。何かしなきゃ」

という思いが頭を駆け回る。

休息は大事ということは理解していたので、

その考えから『休まなくては!」と思う。

しかし、座っていたとしても、横になったとしても、何か考え事をしてしまう。

 何か嫌なことがあったときには、

「あの人が私に強く言ってきたのはなぜだろう。私の何かがいけなかったかな。そういえば、あんなことをしてしまったし。あぁ、考えちゃダメ。何も考えないようにするんだ。でも気になる。あの人が強く言ってきたのはなぜだろう。…」

とくよくよしてしまう。

思い悩むことに意味はないと分かっているけれど、

嫌な考えが頭を駆け回る。

 また、注意力が散漫なことも嫌だった。

勉強をしたり、友達と話をしたり、遊んだりしていても、

他のことが頭の中に流れてくる。

目の前のことに集中したいと思っても、集中できない。

まるで、何かに頭を乗っ取られたような気分でした。

 何とかこの悩みを解決しようと調べていたときに、出会ったのが『瞑想』でした。

 

瞑想について

瞑想ってなに?

  瞑想と聞いてどんなイメージをもつでしょうか。

何だかよく分からないというイメージを持つ人が多いかもしれません。瞑想と聞いて浮かんでくるのは、目を瞑ってじっと座っている人かもしれません。

 

「何が楽しいか分からない。その場で動かずにじっとしているなんて無理!!」

 

これは、私が瞑想について勉強する前に思っていたことです。「最近よく瞑想という言葉を耳にするけれど、なんだかよく分からないものだな~」と思いました。

 

瞑想とは、普段無意識にやっていることを意識してやること。

子供のように、目の前のことに対して積極的に注意を向けることである。

 

 この言葉で、私は瞑想についてのイメージが今までと違ったものになりました。

以下、自称瞑想愛好家の私が、瞑想について紹介していくので、お付き合いいただけると幸いです^^

 

瞑想の効果

  • 集中力が向上する
  • 感情を上手く調整できる
  • 自分をコントロールできる
  • 免疫機能が高まる
 

 その他の効果(瞑想によって変化が見られる脳の部位)

メタ認知が上手くなる。(前頭極)

身体感覚に敏感になり、自分の状態を上手に感じられる。(感覚野・島)

記憶力が増す。(海馬)

自己や感情の調整がしやすくなる。(前帯状皮質・眼窩前頭皮質)

右脳と左脳をバランス良く働かせることができる。(上縦束・脳梁)

 

呼吸に意識を向ける

 瞑想と聞いて、一番最初に思い浮かべるのは、呼吸に意識を向けた瞑想方法ではないでしょうか。実際、呼吸に意識を向けることは、効果的な瞑想方法として考えられています。呼吸に意識を向けるとは、吸っているとき、吐いているときを意識するということです。

 

ただただ吸っていること、吐いていることを自覚するだけで良いと思います。

 

腹式呼吸・胸式呼吸・〇秒で吸って、〇秒で吐くなど、色々な呼吸法がありますが、初めの内はこれらを意識しなくて良いと思います。〇〇呼吸法をしなくてはと考え、雑念が生まれるからです。

 呼吸に意識を向けた呼吸法は効果的ではありますが、この瞑想方法はやや難しいように思います。私みたいなせっかちな人は、呼吸に意識を向けてじっとしているのは苦手かもしれないからです。最近ようやく、20分くらいはただ呼吸に意識を向けて、瞑想することができるようになりました。私は、ここまで結構時間がかかりました。初めの内は呼吸に意識を向けた瞑想をする時間は、1分くらいが限界でした。

 

 そこで、初めの内は、呼吸に意識を向けること以外の瞑想方法をおすすめします。

 

おすすめ瞑想法

①水を飲む

 水を飲むときに、口の中に入れたときの温度、のどを通る感覚、胃の中に染み渡っていくこと感じを意識してみる。普段何気なく飲んでいる水が全く違うものに感じられる。

②階段の上り下り

 階段を上り下りするときに、足の運びに注意を向ける。「右、左、右…」と足を出すと同時に心の中で唱える。

③散歩

 ②と内容は近い。足が地面に着いたことを意識したり、離れたりすることを意識する。ちょっとした移動をするときにも、ついでに行うことができる。初めの内は、ゆっくりと動いて体に意識を向けることをお勧めする。

④食事

 目の前の食べ物を初めて食べるかのように想像し、食事をする。匂いはどうか、持った感じは、見た目は、温度は、食感は、味は?と一つの食べ物に注意を向けて味わう。

⑤風を感じる

 風を感じられる場所に行く。ベランダでも良い。自分の肌に触れる風を感じる。髪の毛がなびくのを感じる。風の音を感じる。風の温度を感じる。

 

おわりに

 瞑想と聞くと、座禅を組んで、目を瞑り、ひたすら我慢をするというイメージが強いかもしれません。しかし、瞑想はそれだけではありません。普段の生活の中で、無意識にしていることを、意識して行動することが瞑想です。

 

生活のあらゆることが瞑想の対象になります。

 

 現代の生活は「~しながら行動」が多いと感じます。それは、忙しい毎日の中で、

自分の時間を確保するために効率性を求めた結果ではないでしょうか。しかし、これは却って、自分の時間を大切にしていないということになりかねません。動画を見ながら食事をする、テレビを見ながらSNSを見る。これらは、一見すると効率的に見えますが、振り返ってみると、何をしていたかをはっきりと思い出せないことが少なくありません。

 

 大切なのは「今ここ」に集中すること。

自分の注意を向けたいところに向けられるために、瞑想が必要なんだと思います。

子供のように「今ここ注意を向けて」人生をより豊かにできたらなと思います!

 

参考文献

https://www.amazon.co.jp/dp/B01J2ZLLN8/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1