自分を輝かせるために 強みという手持ちのカードを生かす
先日、ある方とお話ししたときのこと。その方は、歌を作詞作曲されている方。私は、歌を作り始めたきっかけを聞いてみた。その方は、「忘れることが怖かった」と言っていた。今感じている思いや、考えを忘れて思い出せなくなることが嫌だ。だから、曲にして残すことにしたと教えてくれた。
「忘れることが怖い」この言葉を聞いて、今まであまり意識してきたことはなかったけれど、感じたことや考えたことを忘れてしまうのは私も嫌だなと思った。人の記憶は薄れていく。1週間前のことでさえ、何を感じ、何を考えていたか忘れていってしまう。私は曲を作ることはできないけれど、自分の感じた思いや考えを忘れないために、ブログに書いて残していきたいと思った。
人に合わせてもなかなか上手くいかない
今いる環境がつらい、自分の能力が上手くいかせていない、他の人が当たり前にできていることができなくて悔しく思う、これらの感情をもつことはありますか。私はしょっちゅうこういった感情をもっている。自分の気持ちの底に「人から認められたい」という思いがある。だから、人に合わせて認められようとする。けれど、なかなか上手くいかない。人に合わせることが、自分の能力を生かせることに必ずしもつながらないからだ。
強みというカードを知る大切さ
人にはそれぞれ強みがある。その強みというカードをいかに使えるかが人生をより良く生きていく鍵になると思う。しかし、自分の強みというのは、なかなか自覚できない。弱みはそこに障害を感じながら生活しているため、自覚しやすい。一方で、強みは普段自分が無意識にできていることの場合が多いから、自覚しにくい。その強みを明らかにするために、以前私は、ストレングスファインダーを受けた。
その結果、自分の強みは、
1. 回復思考
2. ポジティブ
3. 学習意欲
4. 内省
5. 共感性
ストレングスファインダーの良いところは、それぞれの強みを生かすための方法や、注意点が示されること。
たとえば私だったら、
・自分の成功を祝ってください。難しい問題に惹かれるかもしれませんが、解決が簡単でも成果が大きい問題もあることを知っておきましょう。
・毎日数分間の時間を割いて、考えをまとめてみましょう。この時間はあなたを生き生きとさせ、あなたの思考もより鋭く効率的になるでしょう。
・書くための時間をつくりましょう。書くことは、あなたにとって考えをまとめて具体化する最善の方法かもしれません。最善のアイディアをリストにまとめ、それを頻繁に読み返してください。考えを練り直すことで、価値ある気付きが得られる場合があります。
カードの手持ちは増えないのかもしれない
強みは、もともと自分が持っているもの。本来持っているもの以外に、増えることはないのかもしれない。得意でない部分を伸ばすことはできるが、もともと持っている強みに比べたら、それが輝くことはないのかもしれない。自分がもともと持っている強みを生かすことこそ、自分が輝くために必要なのだ。
カードの生かし方
①どんなカードを持っているか知る
強みはなかなか自覚できない。自分の持っているカードを自覚するために、今までの経験を振り返る、自己診断をする、ストレングスファインダーなどの診断を受ける。
②手持ちのカードを使うことを意識する
カードは意識しないと使えない。自分のカードをどの場面でどう使えるか、真剣に考える必要がある。
③環境を変える
もし、今いる環境で自分の強みが生かせないのなら、環境を変えてしまう。
④カードが使えたか振り返る
自分のカードが今日一日、今週一週間、使えたか振り返る。
⑤仲間を作る
自分の強みを生かしたいと思っている仲間を作り、ともに振り返りをする。自分だけでない振り返りは、客観的な視点を与えてくれ、自分にはない気付きを与えてくれる。
おわりに
まずは、自分の強みを知ることから。人の弱みは、自分の強み。自分の弱みは、人の強み。強みを知り、強みを生かす。手持ちのカードを上手く使って、自分を輝かせていきましょう^^