成長の軌跡

小学校教員 「なりたい自分になりたい!在りたい自分で在りたい!」そんな思いを実現していくためのブログです。

人間の幸せとは、成長の喜びを感じられることだ

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はじめに

 何をしているときに、喜びを感じるでしょうか。大好きな人と会っているとき、美味しい物を食べるとき、温泉に入ったとき、旅行に行ったとき。あなたはどんなときに喜びを感じるでしょうか。

 普段のGWとは違い、できることが多く制限される今年のGW。せっかくだから充実したものにしたい。自分が楽しいこと、嬉しいこと、喜びを感じることはどんなときだろうかと考えます。自分のことを見つめ直す良い機会になっている人も多いのではないでしょうか。

 

 

[夜明けに捧ぐ言葉]

見よ!この日を

人生のため、人生の本質のため。

その短い過程の中に

あなたの存在のすべての真実と現実がある。

成長の喜び

行動の誇り

美の素晴らしさ

昨日はただの夢

明日はただの幻

しかし今日を良く生きることは、すべての昨日を幸せな夢に変え 

すべての明日を希望に変える。

そうだ、見よ!この日を

この言葉を、夜明けに捧ぐ。

 

カーリダーサ (D・カーネギー(著)東条健一(訳) 道は開ける から)

 

 この詩は、インドのシェイクスピアと称される5世紀ごろの劇作家 カーリダーサの1篇の詩であり、私が好きな詩だ。

 昨日や明日のことに思い悩むことなく、今日この日、今この時に、人生の、あなたの存在のすべてがある。だから、今ここに集中せよ。今ここには、『成長の喜び、行動の誇り、美の素晴らしさ』があると詩に書いてある。

 

 自分を見つめ直してみて、私が喜びを感じるときは、『成長している』と感じるときだなと思った。まず、私自身が成長しているなと感じるときに、喜びを感じる。そして、他の人が成長しているのを見たときにも、喜びを感じる。教員をやっているのも、子供たちの成長を目の前で感じられるという理由が大きい気がする。

 何に取り組み、何に成長を感じればいいのか。自分が取り組みたいと思うものがある人は、それをすると良い。もし、まだ思いつかない人がいたら、いくつか取り組むポイントをあげるので参考にしてもらえたらと思う。

 

成長を感じるために必要なポイント

 

数値化できるもの

 成長を自分で感じられるものが良い。そのために、取り組んだ成果が数値化できるものが良いと思う。例えば、筋トレで挙げられるバーの重量、ジョギングで一定の距離を走る時間、読んだ本の冊数,ページ数。何かに取り組むとき、初めの内は自分が成長していることには気付きづらい。体つきが変わった、体力が上がった、考える力が付いたと感じにくい。変化を感じられないと、飽きてしまう。数値化し、成長を自分に感じさせてあげることが大切だ。

 

週に3回以上できるもの

 自分の生活の中で、ある程度の頻度でできるものが良い。頻度が少ないと、自分の成長を感じづらく、これもまた飽きてしまう。とくに、初めの内だけでも、頻度を多めにやることで、成長を感じやすくすることが大切だ。成長するために、習い事で何かに取り組むことも考えられる。例えば、習字やヨガ。これらは、レッスンが週に一度しかないかもしれない。この場合も、一週間の他の日に、軽く復習をしておくと良いと思う。レッスンのときほど時間をかけてやる必要はないが、自分の成長を感じるためには週に3回以上やることが良いかと思う。

 

段階的にステップアップできるもの

 成長を感じられるためには、段階的にステップアップできるものが良い。100キロのバーベルを挙げたいと思ったときに、まずは30キロ、35キロ、40キロと段階的にステップアップし、目標に向かって取り組む必要がある。取り組むものを段階的に分けることは、工夫次第でできることが多いので、今の自分の実力に合わせて良く考えてみるのが良いだろう。

 

好きなもの、得意なもの

 もし何か苦手だけれど、目的のためにここの部分で成長したいと思うことがあるのであれば、それに取り組めば良いと思う。しかし、まだ取り組むものが決まっていないときには、自分の好きなもの、得意なものに取り組むのが良い。。『成長する』を考えると、苦手なことを克服するというイメージが強い人もいるかもしれない。しかし、敢えて好きでないもの、苦手なものに取り組む必要はない。自分が成長しやすいものにすると良いと思う。

 

伝えられるもの

 なかなか一人で取り組むのは心細いことが多いかもしれない。自分が取り組んだ成果をにに伝える機会が作れるものが良いだろう。家族や友達、それからSNSで仲間を見つけて伝え合うのも良いと思う。他の人から成果を認められ、自分が成長したことを感じられることもあると思うからだ。

 

私の思い

 成長するということは、変化するということだ。人間は今ある状態から変わることを拒む特性があると思う。しかし、成長するということは、本能的に人間が喜びだと感じられることではないか。子供たちを見ていると、成長したいと思い、自分の好奇心と向上心に溢れているように思う。

 世の中は今、有名人の不倫騒動で盛り上がったり、上司の悪口を言ったり、勢いのある若手をたたいたりする人が少なくないように思う。すべてを否定するわけではないが、これらのことをしている人が幸せそうには私は思えない。このようなことをする人は、要するにやることがないのだと私には映る。自分の外側に目を向けるのではなく、自分の内側に目を向け、成長することに喜びを感じ始めた人は、他の人を妬んだり、恨んだり、蔑んだりする暇はないのだ!

 こんな時期だからこそ、自分の内側に目を向け、成長を感じられたら、喜び、幸せは増えていくのかなと思います!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました^^