成長の軌跡

小学校教員 「なりたい自分になりたい!在りたい自分で在りたい!」そんな思いを実現していくためのブログです。

負けず嫌いは、諸刃の剣?

負けず嫌いは長所だと思います?短所だと思います?

 

 スポーツで成功したのは、負けず嫌いな性格で、他の人に負けないように一生懸命練習したから。

 受験で志望校に合格したのは、負けず嫌いな性格で、誰よりも勉強したから。

 このように考えると、負けず嫌いは長所であり、成功するための鍵になると考えられます。

 

 ところがですね、この負けず嫌いという性格は、時に大きな短所になることがあると思うんです。

 

短所①:自分に向いていない環境でも挑戦してしまう。

 どんな環境でも負けず嫌いな性格を発揮してしまうのは、考える必要があると思います。たとえば、運動神経のない人が、他の人に負けたくないから、自分は負けず嫌いだから頑張るんだと決意し練習を続けたとします。しかし、自分に環境が合っていないため、他の人に勝つことができない。悔しい、負けたくない。もっと練習しようと思い、猛練習を繰り返す。負けず嫌いな性格が作用して、ときには勝てるようになることもあるでしょう。しかし、なかなか勝てない。

 こうなると、負けず嫌いがゆえに強く思い描く理想とする自分(他の人に勝ちたい)と、現状の自分の違いに打ちひしがれる。そして、自己肯定感が下がる。

 

短所②:劣等感と優越感を繰り返すことになる。

 負けず嫌いの相手は誰ですか。そう、他人です。ここが問題な気がします。負けず嫌いで一生懸命に勉強したから、クラス内順位が10位になれた。そうすると、自分が勝った人たちには優越感を感じてしまう危険性があります。しかし、一方で上には上がいます。休む暇はありません。何せ、負けず嫌いなのですから。もっと勉強しなければなりません。自分より実力が上な人には劣等感を感じてしまうかもしれません。勉強したかいがあって、クラスで1位になれた。そこで、もっと多くの人に対して優越感を感じることができる。しかし、学年にはもっと上がいる。だから、劣等感を感じる。

 このように、他人と比べてしまうことで、優越感と劣等感を繰り返すようになってしまう。そして、自分よりも実力が下の人を見下し、上の人を見ては満たされない気持ちになる。

 

では、どうすればいいか。

負けず嫌いな性格に、+αが必要ようだと思うんです。

 

短所①の場合には、

「自分の適性を見極め、適した環境を選ぶ力」

これによって、自分の実力が出しやすい環境で、負けず嫌いのよさを出すことができるでしょう。成功を手にしやすくなります。

 

短所②の場合には、

「対象とする相手を自分にするという考え」

昨日の自分、今までの自分に対して負けないようするのです。これによって、他の人に優越感や劣等感を感じなくなると思います。

 

負けず嫌いな性格に、+αのスパイスを添えて、

なりたい自分に向けて成長していくのがいいかなと思います^^