夏休み明けのアイスブレイク
夏休みが明け、今日から小学校が始まった。
皆さんは子供の頃、夏休み明けの初日をどんな気持ちで迎えましたか?
僕は、もう始まっちゃたよ。戻ってこい夏休み。なんとなく学校面倒くさいな。と思っていた。
今のクラスの子たちも、そんな気分で来る子が多いかなと思い、初日は「学校も悪くないな。楽しかったかも。」と思えるような1日にしようと考えた。
夏休み明けの活動には、
夏休みにあった出来事をグループで伝え合う、クラスに発表するという活動がある。多くの子どもたちが、自分が経験してきた楽しかったことを伝えたいという気持ちをもつだろう。その願いをかなえるために、この活動は有効だと思う。しかし、夏休み中に楽しい思い出がなかった人はどうだろうか。夏休みの出来事を伝え合う時、悲しい思いをするかもしれない。
そこで、夏休みの出来事は共有するけど、悲しい思いをする人が出ない活動を行うことにした。それが、「なんでもバスケット 夏休み明けver.」だ。
なんでもバスケット 夏休み明けver.
目的
主目的:学校も楽しいかもと感じられること。
副次目的:お題を出す人の話を聞くことで、話の聞き方を思い出す。
方法
①椅子だけで円形を作る。
初めは、椅子を人数分用意し、あふれる人を出さないようにした。
②お題は夏休みに関係のあることを言う。
「基本的には、夏休みに〇〇した人?」といった感じ。
初めは、私がお題をいくつか言った。
なるべく、子どもたちの多くが経験してそうなことを言うようにした。
例えば、
「学校でも他の場所でもいいよ。夏休み中に、プールに入った人?」
「夏休み中に、かき氷を食べた人?」を言った。
その後、子どもたちにお題を言う人を任せた。
お題を言う人は、やりたい人が手をあげ、相互指名で決めた。
③ルールを追加する。(1)
椅子でできた円の中央に、ビニルテープで四角を作る。
お題に該当して立った人は、四角の中を踏んでから次の椅子を探さなくてはならない。
④ルールを追加する。(2)
椅子を1つ減らして、座れない人を作る。座れなかった人がお題を言う。
子どもたちの中から、「椅子を1つ減らしたい。」という意見が多かったため。
お題を決めることが苦手な子も慣れてきて言えるかなと思ったため。
⑤最後は、座れなかった人とやりたい人が尻文字。
罰ゲームをやるつもりはなかったが、罰ゲームは尻文字がいいという意見が多かったため、採用。最後の1回をやる前に、もし罰ゲームをやりたくない人がいたらやらなくてもいいこと、座れても尻文字をやりたい人がいたらやってもいいことを伝えた。
やってみて
子どもたちは、楽しく取り組んでくれた。
お題を言っていたほとんどの人が、おそらく自分が実際に夏休み中に経験したことを言っていたと思う。そのため、クラスで同じ経験をした人が見つけられてうれしそうだった。
帰るときには、楽しそうに帰って行ってくれた。
「学校も楽しかったかも。」と思ってくれてるといいな。
今後も、日ごろから全員が楽しめる活動を多く取り入れ、クラスの雰囲気を温かくしていきたい。