成長の軌跡

小学校教員 「なりたい自分になりたい!在りたい自分で在りたい!」そんな思いを実現していくためのブログです。

夢が語れる世の中に

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友達や仲間とどんな会話がしたいですか。私は、「今、こんなことに挑戦中なんだよね。」「~になりたいと思っているんだ。」こんな話ができたら良いなと思います。

 

子供の頃は、「将来の夢はプロ野球選手になること。」と決まり文句のように良く言っていました。けれど、将来の夢を語ることは次第に減っていき、友達との会話も不満や愚痴を言い合うことがだんだんと多くなっていた時期がありました。そんな時期は、仲が良い友達といるはずなのに、あまり楽しくないと感じていました。そう思っているのは、自分だけかなと友達の顔を覗いてみると、やはり心の底から楽しいわけではなさそうに感じられました。

 

私たちは、大人になる過程で、「程よく生きる術」や「大きな夢を諦めて、聞き分けの良い人を演じる方法」ばかり身に付けてしまっている気がします。夢を語れば「できるわけがない」と馬鹿にされ、挑戦していることを話せば「意識高い系」と冷やかされる。こんな言葉の背景にあるのは、現状を変えたくないという気持ちがあるためでしょう。人は、自分の慣れた状況の中に留まりたいという特性があります。ですから、現状を脅かすような人を排除したがるのかもしれません。

 

向上心。これも、人がもつ特性の一つです。赤ちゃんのとき、なかなか歩けないからと、諦めてしまう赤ちゃんはいません。人は、本来より良くなりたいという向上心をもっているのです。しかし、大人になる過程でどこかに向上心を置いてきてしまう。

 

変化したくないという気持ちを打ち破り成長していくためには、どこかで置いてきてしまった向上心を、もう一度取り戻す必要があります。そのために必要なのが、自分のことを受け入れてくれる周りの人たちなのではないかと思います。自分が夢を語ったとしても、応援してくれるそんな人たちが。もっと簡単に夢が語れる世の中になれば良いな。