想定外への対応力
教室では、いろいろなことが起きます。30人もこどもたちがいれば、何も起きない方がおかしいですよね。
ときには、「え、こんなことが起きるの?」と思うことも少なくありません。想定外のことが起きると、対応が遅れて、正しい判断で動くことが難しくなります。
では、想定外に対応していくためにはどうすればいいか。二つのことを考えます。一つ目は、一日の予定を入念にシミュレーションしておくことです。どこで問題が起きそうか、分かりづらいところはないか、動線は確保できているかなどを事前に確認しておくのです。ここでのシミュレーションを丁寧にやるほど、想定外のことが少なくなっていくでしょう。放課後、立てたシミュレーションに、甘いところはなかったか振り返ると、シミュレーションして想定外に対応する力がより高まると思います。
二つ目は、想定外が起きるということを想定しておくことです。こどもたちが多く集まれば、いろいろなことが起きると考えておくのです。そうすることで、何か起きたとしても慌てずにすむことができます。
想定外のことが起きたときにも、冷静に対応することで、こどもたちに安心感を与えられる教師になっていきたいと思います。