成長の軌跡

小学校教員 「なりたい自分になりたい!在りたい自分で在りたい!」そんな思いを実現していくためのブログです。

今の自分をさらけ出す

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はじめに

 本当の自分より、少し格好つけて自分を見せようとすることがあります。皆さんは、自分の実力をいかに取り繕って相手に見せるかのみを考えて行動したことはありませんか。私はしょっちゅう、自分の実力以上を見せたいと思ってしまいます。自分の実力を見られるのが怖いんです。能力のない人だと思われるのが嫌なんだと思います。

 本当の自分より、格好つけて自分を良く見せようとすると、ごまかしが生まれます。本来力を注ぐはずのことに頭を働かせるのではなく、どうすれば自分を少しでも良く見せることができるかに頭を働かせるのです。ここで、ごまかそうとすることで、自分の人生の目的とのずれが生まれてくる気がします。

 たとえ上手く、自分の実力以上に良く見せることができたとしても、どこか苦しい。無理している、ごまかしていると自分が分かっているからでしょうか。

 

どうして自分の実力を見せるのが怖い理由

 自分の実力を見せると、他の人に「あなたって能力のない人」と思われるのが怖いんだと思います。たとえば、仕事をしていて何か問題があったときに、上司に報告する。報告する目的は、組織として正確に問題を把握することにあるはずです。ところが、上司に「あなたって、できない人ね」と思われたくないから、事実をごまかして報告してしまう。こうなると、組織として正確に問題を把握することができず、正確な報告ができないあなたは、却って「できない人」と思われてしまう。

 

試験勉強を先延ばしにする理由

 次の試験に自信がないけれど、なかなか勉強に取り掛かれないときってありませんか。私は、学生時代、試験の度にこの悩みをかかえていました。どうしてできないのか。それは、「しっかりと努力してもできなかった」と自分で認めてしまうのが怖かったからだと思います。勉強をしなかったら、たとえ試験の成績が悪かったとしても、「まぁ、やればできるし。今回やらなかっただけ。自分の実力はこの点数に表れていない」と思うことができます。自分で、自分の能力を認めるのが怖かったのだと思います。

 

どのように考えれば良いか

 まずは、自分の能力を認めてあげることが大切だと思います。自分の能力と言っても、その能力は「今のあなたの能力」です。この能力は、あくまで「今の能力」であって、「将来の能力」ではありません。

 能力は変化するものと考えてあげてください。能力は変化しないものと考えるから、自分の実力を出すのが怖いのです。能力が変化しないということは、たとえば「あなたは、できない人」と決められたら、二度と変えられないことになってしまいます。ですから、自分の実力以上に良く見せようとしてしまうのです。

 能力は変化するものと考えれば、「今の自分の能力」ではできなかったと捉えることができます。「今の自分の能力」ではできないから、勉強しようと思えるし、仕事ができるようになろうと思えるのです。そう思ってしまえば、将来の自分には伸びしろしかないはずだから、「今の自分の能力」が高いか低いかはあまり関係ないことになります。

 今の自分をさらけ出し、

将来の自分に期待してあげてください。

 

 

おわりに

 背伸びせずに、今の自分をさらけ出す。今できないことは、恥ずかしいことではない。これからできるようになるかどうかが問題なのです。能力は変化していくものと捉えることが大切です。

 自分の伸びしろを自分でつぶさないようにしていきましょう!