成長の軌跡

小学校教員 「なりたい自分になりたい!在りたい自分で在りたい!」そんな思いを実現していくためのブログです。

子供への「こんな人に育ってほしい」を まず大人が実践する ~率先垂範、モデリング~

 教員だったら「こんな人に育ってほしい」という思いがあります。

これは、子供がいる家庭でも同じかもません。

 

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はじめに

 私は子供に対して、「自分の好きや得意を生かして、社会に貢献できる人に育ってほしい」という思いがあります。これを友達に話してみました。「まずは自分が、子供になってほしいと思うように生きる必要があるんじゃない?」と言われました。

 確かに、「こんな人に育ってほしい」、そのために色々な手立てを考えるわけですが、そう思っている自分がまずは実践してみることこそ、子供たちのためになるのではないかと思いました。

 

なりたい自分、在りたい自分であるのは難しい?

 なりたい、在りたいと思うということは、今はまだその理想とする状態ではないということが多い。だから、そんな自分になるのは、そんな自分で在るのは結構難しい。でも、なろうとすることはできる、在ろうとすることはできる。

 どうすればなりたい自分になれるか、在りたい自分で在れるかを考え、行動し続ける姿勢を子供たちは見ているのではないか。

 

 率先垂範という四字熟語。

これは、「人の先頭に立って物事を行い、模範を示すこと」という意味。

「こんな人に育ってほしい」という思いを、まずは自分が先頭に立って行っていくのが良いのかなと思います。

 

モデリング

 見本となる人、物を参考に学ぶことを「モデリング」と言います。以前から、モデリングの効果が実証されていました。最近では、どのようなモデリングを示すことがより効果的かという研究がされています。

 

マスタリー・モデル

 最初から完璧に課題をこなすモデルを示すこと。

 

コーピング・モデル

 モデル自身が四苦八苦しながら課題に取り組む様子を示すこと。

 

学習効果の高さは

マスタリー・モデル<コーピング・モデル だと言われています。

 

 既に完璧であるマスタリー・モデルは、課題の到達点を示してくれますが、どうすれば到達点に行くことができるか、その過程が示されません。それに対して、コーピング・モデルは学習者と似た状態から上達していく過程が見られることで、学習者のやる気(動機づけ)も高まり、学習していく過程も良く分かります。

 このことから、たとえ、なりたい自分在りたい自分になれていなかったとしても、自分がモデルとなり、そこに向けて考え、行動する過程を示すことが子供たちの成長を促すことになると考えられます。だから、自分が「子供になってほしい人」になれていなくても大丈夫^^そこを目指してさえいれば大丈夫!

 

おわりに

 「こんな人に育ってほしい」と子供に思ったら、率先垂範でまずは自分が示す。まだ自分がなれていなかったとしても、そこに向かう過程をモデルとして示すことで、子供たちはどんどん成長していくことができるのかなと思います!

 

 

参考文献

www.amazon.co.jp

瞑想で「今ここに注意を向けて」子供のように人生を楽しもう

 ブログを書くときには、伝えたい誰かを明らかにするようにしています。

対象は2つあって、

1つは「過去の自分」、もう1つは「友達」。この2つの対象に向けて書くことが多いです。

 昨日、Twitterで「『瞑想』について教えてください」という意見をもらいました。私のプロフィールに『瞑想』と書いているのを見て意見をくれました。

すごくうれしい。

今日は、意見をくれた人に伝えたいと思い、ブログを書いていきます。

 

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はじめに

私が瞑想に興味をもったきっかけ

 常に何かに追われているような焦燥感がありました。

休んでいるときにも、「休んでいる場合じゃない。何かしなきゃ」

という思いが頭を駆け回る。

休息は大事ということは理解していたので、

その考えから『休まなくては!」と思う。

しかし、座っていたとしても、横になったとしても、何か考え事をしてしまう。

 何か嫌なことがあったときには、

「あの人が私に強く言ってきたのはなぜだろう。私の何かがいけなかったかな。そういえば、あんなことをしてしまったし。あぁ、考えちゃダメ。何も考えないようにするんだ。でも気になる。あの人が強く言ってきたのはなぜだろう。…」

とくよくよしてしまう。

思い悩むことに意味はないと分かっているけれど、

嫌な考えが頭を駆け回る。

 また、注意力が散漫なことも嫌だった。

勉強をしたり、友達と話をしたり、遊んだりしていても、

他のことが頭の中に流れてくる。

目の前のことに集中したいと思っても、集中できない。

まるで、何かに頭を乗っ取られたような気分でした。

 何とかこの悩みを解決しようと調べていたときに、出会ったのが『瞑想』でした。

 

瞑想について

瞑想ってなに?

  瞑想と聞いてどんなイメージをもつでしょうか。

何だかよく分からないというイメージを持つ人が多いかもしれません。瞑想と聞いて浮かんでくるのは、目を瞑ってじっと座っている人かもしれません。

 

「何が楽しいか分からない。その場で動かずにじっとしているなんて無理!!」

 

これは、私が瞑想について勉強する前に思っていたことです。「最近よく瞑想という言葉を耳にするけれど、なんだかよく分からないものだな~」と思いました。

 

瞑想とは、普段無意識にやっていることを意識してやること。

子供のように、目の前のことに対して積極的に注意を向けることである。

 

 この言葉で、私は瞑想についてのイメージが今までと違ったものになりました。

以下、自称瞑想愛好家の私が、瞑想について紹介していくので、お付き合いいただけると幸いです^^

 

瞑想の効果

  • 集中力が向上する
  • 感情を上手く調整できる
  • 自分をコントロールできる
  • 免疫機能が高まる
 

 その他の効果(瞑想によって変化が見られる脳の部位)

メタ認知が上手くなる。(前頭極)

身体感覚に敏感になり、自分の状態を上手に感じられる。(感覚野・島)

記憶力が増す。(海馬)

自己や感情の調整がしやすくなる。(前帯状皮質・眼窩前頭皮質)

右脳と左脳をバランス良く働かせることができる。(上縦束・脳梁)

 

呼吸に意識を向ける

 瞑想と聞いて、一番最初に思い浮かべるのは、呼吸に意識を向けた瞑想方法ではないでしょうか。実際、呼吸に意識を向けることは、効果的な瞑想方法として考えられています。呼吸に意識を向けるとは、吸っているとき、吐いているときを意識するということです。

 

ただただ吸っていること、吐いていることを自覚するだけで良いと思います。

 

腹式呼吸・胸式呼吸・〇秒で吸って、〇秒で吐くなど、色々な呼吸法がありますが、初めの内はこれらを意識しなくて良いと思います。〇〇呼吸法をしなくてはと考え、雑念が生まれるからです。

 呼吸に意識を向けた呼吸法は効果的ではありますが、この瞑想方法はやや難しいように思います。私みたいなせっかちな人は、呼吸に意識を向けてじっとしているのは苦手かもしれないからです。最近ようやく、20分くらいはただ呼吸に意識を向けて、瞑想することができるようになりました。私は、ここまで結構時間がかかりました。初めの内は呼吸に意識を向けた瞑想をする時間は、1分くらいが限界でした。

 

 そこで、初めの内は、呼吸に意識を向けること以外の瞑想方法をおすすめします。

 

おすすめ瞑想法

①水を飲む

 水を飲むときに、口の中に入れたときの温度、のどを通る感覚、胃の中に染み渡っていくこと感じを意識してみる。普段何気なく飲んでいる水が全く違うものに感じられる。

②階段の上り下り

 階段を上り下りするときに、足の運びに注意を向ける。「右、左、右…」と足を出すと同時に心の中で唱える。

③散歩

 ②と内容は近い。足が地面に着いたことを意識したり、離れたりすることを意識する。ちょっとした移動をするときにも、ついでに行うことができる。初めの内は、ゆっくりと動いて体に意識を向けることをお勧めする。

④食事

 目の前の食べ物を初めて食べるかのように想像し、食事をする。匂いはどうか、持った感じは、見た目は、温度は、食感は、味は?と一つの食べ物に注意を向けて味わう。

⑤風を感じる

 風を感じられる場所に行く。ベランダでも良い。自分の肌に触れる風を感じる。髪の毛がなびくのを感じる。風の音を感じる。風の温度を感じる。

 

おわりに

 瞑想と聞くと、座禅を組んで、目を瞑り、ひたすら我慢をするというイメージが強いかもしれません。しかし、瞑想はそれだけではありません。普段の生活の中で、無意識にしていることを、意識して行動することが瞑想です。

 

生活のあらゆることが瞑想の対象になります。

 

 現代の生活は「~しながら行動」が多いと感じます。それは、忙しい毎日の中で、

自分の時間を確保するために効率性を求めた結果ではないでしょうか。しかし、これは却って、自分の時間を大切にしていないということになりかねません。動画を見ながら食事をする、テレビを見ながらSNSを見る。これらは、一見すると効率的に見えますが、振り返ってみると、何をしていたかをはっきりと思い出せないことが少なくありません。

 

 大切なのは「今ここ」に集中すること。

自分の注意を向けたいところに向けられるために、瞑想が必要なんだと思います。

子供のように「今ここ注意を向けて」人生をより豊かにできたらなと思います!

 

参考文献

https://www.amazon.co.jp/dp/B01J2ZLLN8/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

自分を輝かせるために 強みという手持ちのカードを生かす

 先日、ある方とお話ししたときのこと。その方は、歌を作詞作曲されている方。私は、歌を作り始めたきっかけを聞いてみた。その方は、「忘れることが怖かった」と言っていた。今感じている思いや、考えを忘れて思い出せなくなることが嫌だ。だから、曲にして残すことにしたと教えてくれた。

 「忘れることが怖い」この言葉を聞いて、今まであまり意識してきたことはなかったけれど、感じたことや考えたことを忘れてしまうのは私も嫌だなと思った。人の記憶は薄れていく。1週間前のことでさえ、何を感じ、何を考えていたか忘れていってしまう。私は曲を作ることはできないけれど、自分の感じた思いや考えを忘れないために、ブログに書いて残していきたいと思った。

 

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人に合わせてもなかなか上手くいかない

 今いる環境がつらい、自分の能力が上手くいかせていない、他の人が当たり前にできていることができなくて悔しく思う、これらの感情をもつことはありますか。私はしょっちゅうこういった感情をもっている。自分の気持ちの底に「人から認められたい」という思いがある。だから、人に合わせて認められようとする。けれど、なかなか上手くいかない。人に合わせることが、自分の能力を生かせることに必ずしもつながらないからだ。

 

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強みというカードを知る大切さ

 人にはそれぞれ強みがある。その強みというカードをいかに使えるかが人生をより良く生きていく鍵になると思う。しかし、自分の強みというのは、なかなか自覚できない。弱みはそこに障害を感じながら生活しているため、自覚しやすい。一方で、強みは普段自分が無意識にできていることの場合が多いから、自覚しにくい。その強みを明らかにするために、以前私は、ストレングスファインダーを受けた。

 

www.gallup.com

 

 その結果、自分の強みは、

1. 回復思考

2. ポジティブ

3. 学習意欲

4. 内省

5. 共感性

 ストレングスファインダーの良いところは、それぞれの強みを生かすための方法や、注意点が示されること。

たとえば私だったら、

・自分の成功を祝ってください。難しい問題に惹かれるかもしれませんが、解決が簡単でも成果が大きい問題もあることを知っておきましょう。

 

・毎日数分間の時間を割いて、考えをまとめてみましょう。この時間はあなたを生き生きとさせ、あなたの思考もより鋭く効率的になるでしょう。

 

・書くための時間をつくりましょう。書くことは、あなたにとって考えをまとめて具体化する最善の方法かもしれません。最善のアイディアをリストにまとめ、それを頻繁に読み返してください。考えを練り直すことで、価値ある気付きが得られる場合があります。

カードの手持ちは増えないのかもしれない

 強みは、もともと自分が持っているもの。本来持っているもの以外に、増えることはないのかもしれない。得意でない部分を伸ばすことはできるが、もともと持っている強みに比べたら、それが輝くことはないのかもしれない。自分がもともと持っている強みを生かすことこそ、自分が輝くために必要なのだ。

 

カードの生かし方

①どんなカードを持っているか知る

 強みはなかなか自覚できない。自分の持っているカードを自覚するために、今までの経験を振り返る、自己診断をする、ストレングスファインダーなどの診断を受ける。

②手持ちのカードを使うことを意識する

 カードは意識しないと使えない。自分のカードをどの場面でどう使えるか、真剣に考える必要がある。

③環境を変える

 もし、今いる環境で自分の強みが生かせないのなら、環境を変えてしまう。

④カードが使えたか振り返る

 自分のカードが今日一日、今週一週間、使えたか振り返る。

⑤仲間を作る

 自分の強みを生かしたいと思っている仲間を作り、ともに振り返りをする。自分だけでない振り返りは、客観的な視点を与えてくれ、自分にはない気付きを与えてくれる。

 

おわりに

 まずは、自分の強みを知ることから。人の弱みは、自分の強み。自分の弱みは、人の強み。強みを知り、強みを生かす。手持ちのカードを上手く使って、自分を輝かせていきましょう^^

一点に集中して全力で

 昨日、一昨日と、連休明け初の仕事をした。久しぶりに同僚と会い、話をすると楽しく感じる。仕事の質問をするとき、電話やメールでするよりも、実際に会ってする方がしやすい。

 ただ、職員室でずっと作業するのは疲れる。電話が鳴る音や、他の人が話していること、他の人の感情が自分の中にどんどん押し寄せてくる。そんな中、仕事をするのはとても大変だ。

 教室での仕事と、職員室での仕事を分けられたら良いが、今の休校期間中は学年で課題を出すために準備をすることが主な仕事。だから、職員室で仕事をしなくてはならないことがほとんどだ。自分で休憩、気分転換を兼ねてする教室での仕事を意図的に作って、やっていく必要がある。ずっと、職員室にいるばかりでは頭がぼーっとしてくる。

 

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 あることに集中しすぎると、視野が狭くなって却って良くない。こう思って生きてきた。今まで、何かに集中しすぎて周りが見えなくなってしまい、上手くいかないことが多かったから。

 

 昨日、友達と電話しているときに、この話題になった。Aさんは、「仕事を、将来自分がやりたいことのためへのステップ」と考えていた。そのAさんの視野は広く、仕事の本質を捉えている。仕事もプライベートも充実している人だ。仕事だけに集中しすぎることは、視野が狭まり、本質からずれたことをしてしまう。そのため、本来そこまで大切でないことに時間をかけたり、逆に大切なことにあまり時間をかけなかったりすることがある、と私は考えていた。だから、Aさんのような生き方は良いなと思った。

 

 私は、自分の仕事自体がやりたいことだ。だから、Aさんのように、仕事をステップアップのための手段と考えることができない。そうすると、仕事ばかりをすることになり、視野が狭くなるから嫌だと思った。

 そこで私は、「仕事自体が自分のやりたいこと。でも、視野を広げるために、仕事以外のことに目を向ける時間が必要だと思う。ただ、この仕事以外で、仕事と同じくらいの情熱、もしくは仕事よりも強い情熱でやりたいと思うことがない。どうすれば良いか」と尋ねた。

 すると、Mさんが「仕事自体がやりたいことだと言えることは、とても良いこと。なかなか仕事に対してそのように言える人はいない。だから、仕事に全力で取り組めば良い。何かに集中して取り組めることは、これからの時代において強みになる。それに、あなたには、複数のことを次々やるより、一点に集中した方が合っていると思う」と言った。

 また、Aさんは「どんな子供に育ってほしいか」と私に聞いてきた。私は、「好きや得意を生かして社会に貢献できる人を育てたい」と答えた。すると、Aさんが、「だったら、まず自分が好きや得意を生かして社会に貢献できる人になることが良いのでは。あなたの好きなことが、今は教育なわけだから、それを全力でやると良い。」と言った。私はこのAさんとMさんの話を聞いて、仕事以外のことで一生懸命できることを探す必要はないんだと思った。

 

 しかし、仕事の一点に集中して全力でいると視野が狭くなり、却って上手くいかないことは解決されていないと思った。そこで、この上手くいかない感じはどうするのが良いのか聞いた。

 すると、Mさんが「上手くいかない状態になる前の傾向を考えると良い。たとえば、仕事をしすぎて疲れるときはどんなとき? 視野が狭くなっているなと感じるのはどんなとき? こういうときには疲れるなと思って、そこで休んだり、視野が狭くなっていると感じて、人に相談したりするのが良いんじゃないかな」 「仕事を全力でやるために、良い状態でいられるようにする。仕事に一点集中するということは、良い状態で仕事ができるようにするということも含めてなんだよ」と言った。

 

 一点に集中して全力でという生き方は私にとってとても楽で、やりやすい。しかし、視野が狭くなり上手くいかなくなるという不安があった。そうならないように、同じ仕事であったとしても、色々な角度から見つめてみる。これが大切で、これも一点に集中して全力でいる状態に含まれている。何かほかにしたいことが見つかるまで、仕事の一点に集中して全力で取り組んでも良いんだと、何だか安心できた。

在りたい自分でいられるために、「〇〇ミッション」を自分に課す

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 帰宅後にブログを更新しようとすると、「今日は疲れたからいいか」となる気がする。だから、朝出勤前に書くようにしている。子供たちが学校に来て、忙しくなってからも続けられるか。そのときに続けられるように、今の内にリズムを作っておきたい。

 

 連休明けの初日は、目が回るほどの忙しさだった。実際の仕事量は多くないのかもしれないが、こういった通常とは異なるときだから、やることが見通せず、忙しく感じるのかもしれない。まだ慣れていない職場、まだ慣れていない仕事というところも大きいのだろう。見通せないときは、仕事量は実際よりも多く感じる。

 

 急いでやろうとしても、なかなか成果は上がらない。自分のペースでやれることを淡々とやっていく心持が大切だ。周りに人がいると、ついつい自分のペースを守れず、実力以上に早くやらなくてはと思う。しかし、却ってこれだと仕事が遅くなる。雑になる。スポーツの試合で、練習以上に力を出そうとすると、良いプレーができないのと同じ。実力以上を出そうとすると、良くない。

 

 仕事は人との関わりの中で行われる。そんな中で、自分の気持ちを周りに振り回されることなく、常に在りたい自分でいられることが大切だ。他の人から、何か気になることを言われたり、されたりしたときには過剰に反応せず、自分の軸はぶらすことなく、対応することが良い。また、何か上手くいかないときや、疲れたときに、感情や体の状態に振り回されず、自分のペースを保っていきた。

 

 とはいっても、なかなかできない。他の人の言動や、自分の感情や心の状態に、反応してしまっているのだろう。これらのことに対峙したとき、まず自分がどんな気持ちになっているか確かめ、認めてあげることが大切だ。そして、それを自分の行動や表情、言葉に出さない方が良いことが多い。

 

 どんな自分で在りたいかを確認して、自分にミッションを課す。ミッションを課すことが、表に自分の負の感情を出さないために大切だ。負の感情をまき散らしていては、周りにいる人たちは良く思わないだろう。負の感情より、正の感情でいる方が、周りの人にとっては良い。ネガティブよりポジティブだ。そこで、「どんなときでもポジティブにという、ポジティブミッション」を自分に課した。

 

 ゲーム感覚で、自分に取り組ませてあげると良い。どうしたら、自分が楽しみながら在りたい自分でいられるか考えたどり着いた結果が、「〇〇ミッション」。〇〇に入れる言葉は人それぞれで、どんな自分で在りたいかが入る。在りたい自分としては、「挑戦」「親切」、「笑顔」「明るい声」「深い呼吸」、抽象的なものから、具体的なものまで、自分に合ったものを見つけるために、色々試してみると良い。「〇〇ミッション」のねらいは、自分を楽しませながら在りたい自分でいられるように取り組むことだ。

 

 この「〇〇ミッション」は一日の中で、その状況に応じて変えても良いだろう。今私は、「毎朝ブログミッション」に挑戦している。寝る前に、今日も在りたい自分でいられるように頑張った。そう思えたら、その日は幸せな一日だったと感じられる。

 

 

 今日は、帰宅後にTwitterで知り合った人たちとビデオ通話をする。それを楽しみに今日も一日張り切っていこう。

 

選択肢を減らすことが人間を強くする

 GWが昨日で終わり、今日から出勤だ。いまだ、子供たちは来ないが、学校に行って仕事をしたり、家で仕事をしたりすることになる。今年はGWを我慢ウィークという言葉で表現しているのを良く耳にした。STAYHOMEを意識させるためのキャッチフレーズであろうが、聞いていてあまり良い気はしない。今まで自粛で我慢を重ねてきたのに、緊急事態宣言がいつまで続くか分からない社会情勢の中、本来いろいろなところに行けるはずだったGWを我慢という言葉で表現し、さらに不安を煽るようだ。GW、ガッツリ普段できないことに目を向けられるウィークなんてどうか。同じSTAYHOMEを促したとしても、捉え方が変わる。長いか。

 

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選択肢をもつと人間は弱くなる

選択するということは人間にとって大きな負担になる

 大学生のときに、週に1回保育園でボランティアをしていた。ボランティアとして来てもらうから、何か予定があったら、休んで良いからと保育園の園長さんに言われた。少し生活が忙しくなってくると、保育園に行くか迷う。時間的には行けるのだが。保育園に行ったら楽しいし、勉強になるのだが、どうにも気が進まないことが良くあった。これが必ず行かなければならないものとされていたら、こんなに迷う必要がなかったと思う。選択できるという状況が自分の気持ちを弱くしていたんだと思う。

 

毎日の生活の中でいかに選択する場面を減らせるか

 最近、毎日することは順序、時間をきめてしまうことにした。例えば朝起きた後。

 

okrururun.hatenablog.com

 

朝起きてからすることを5つ決めておいた。どんなに他のことがやりたかったとしても、まずはこの5つをしてから取り組むことにした。

 

 朝だけでなく、よる寝る前にもルーティンを作っておくことにした。

①字を書く練習をする。

②今の気持ちをノートに書く。

③ヨガをする。(ヨガの内容に迷わないために、同じレクチャー動画を見るようにした。)

④小説を眠くなるまで読む。

*①に取り掛かる前には、携帯のアラームをセットし、その日は携帯を触らないようにする。

 

 他にも、同じようなことするものについて、ルーティン化して選択の機会を減らしていこうと思う。

 

選択場面を減らして、より重要なことに向き合う

 アップルのスティーブジョブスが、選択の機会を減らして、より重要なことに向き合うために、毎日同じ服を着ていたという話は有名だ。むやみやたらに選択する場面を作るのではなく、選択する場面を絞ることが、なりたい自分に向かっていくには必要だろう。

どんな人間になりたいか

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昔は、太陽のような人間になりたいと思っていた。自ら明るく輝くことで、落ち込んでいる人を励まし、元気づけたい。そう思っていた。教員を目指すようになってからは、子供のことを勇気づけるためには、自分が明るく楽しく元気にいることが大切。だから、なおさら太陽のような人柄でありたいと考えていた。自分が明るく楽しく元気でいることは周りにも良い影響を与えるということが、ある程度実感できた。

 教員には、人としての幅の広さが必要だと思っている。理由は、クラスには学校にはいろいろな子供がいるために、一人一人に合った関わり方ができると良いと思っているからだ。他には、教員は場面を演出する必要があると考えていることも、人としての幅の広さが必要だと考える理由だ。子供と楽しく遊ぶ場面、活発な意見の交流をさせたい場面、他人を傷つける行為をした人に指導する場面がある。その時々で、自分の振る舞い方を考え、関わらなくてはならない。だから、太陽のような人柄とは別に異なる人柄を持ち合わせたいと思った。

 

 どんな存在、どんな人柄を持ち合わせたいか考えたとき、木のような存在になるのが良いと思った。疲れている人に木陰を作り、休む場所を与える。悲しみにくれた人が雨宿りできる。そんな存在になりたい。

 

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 そのために、木陰をたくさん作れる大きな木になりたい。四方八方に枝が広がっている木になりたい。葉が生い茂る木になりたい。

 信念という幹を太くし、経験という枝を広げ、知恵や感情という葉を増やして、誰かが安心して休めるそんな木陰を作りたい。

 

 太陽のような人柄と、木のような人柄、この二つを掛け合わせた人になり、子供たちと関わっていこう。

 

 

メタ認知 自分というキャラクターを操作してみよう

 『メタ認知』という言葉を耳にすることが多くなった気がしませんか。メタ認知という言葉を分けると、「メタ」と「認知」。「メタ」って何よ!?と私はこの言葉を聞き始めたころに思っていました。

 

 

はじめに

脳科学辞典によると、

自己の認知活動(知覚情動記憶思考など)を客観的に捉え評価した上で制御することである。「認知を認知する」 (cognition about cognition) 、あるいは「知っていることを知っている」(knowing about knowing) ことを意味する。またそれを行う心理的な能力をメタ認知能力という。 メタ認知は様々な形でみられ、学習や問題解決場面でいつどのような方略を用いるかといった知識や判断も含まれる。現在では多くの教育現場でメタ認知能力の育成は重要な課題となっている。またメタ記憶とは自己の記憶や記憶過程に対する客観的な認知であり、メタ認知の重要な要素のひとつである

 

「認知を認知する」って何よ!??当時私はさらに?を多くしました。でも、気になる言葉だったので、調べてみたらこれは大事な能力だ!!と思ったので、メタ認知の簡単な考え方を紹介します。

 

メタ認知はゲームでしていることと同じ

 皆さんはゲームをしたことがあるでしょう。メタ認知とは、ゲームをしているときと同じようなことです。ここでいうゲームは、キャラクターを操作するようなゲームを指しています。

 例えば、格闘ゲームで技を繰り出すコマンドを入力する。相手の攻撃より早く正確に繰り出せるかと考えながらゲーム機を握る。攻撃が間に合わず、技を食らってしまったときには、「あぁ、あのときもう少し右のコマンドを早く入力していれば!!」と思う。

 虫を捕まえることのできるゲームでは、「左に進んで、今!」と思い、持ってる網を振り下ろすように操作する。

 ゲームでは、操作しているキャラクターをあなたが俯瞰し、行動を指示しているのです。言い換えると、キャラクターが認知したことを、あなたが認知してキャラクターの行動を決めたことになります。

 人生をゲームだと考え、自分というキャラクターを操作しようと考える。これが、メタ認知です。こう聞くと、そんなに難しくなさそうではありませんか。こう考えると人生に対する見方が変わります。

 

スペックを確認し、それに合わせた行動を

 自分の特徴である短所を補い、長所を生かすことができるようになります。自分というキャラクターのスペックを、注意力D、計画性C、責任感Aであるとします。1週間後に、提出の報告書があるとします。

 このとき、メタ認知できないと、計画性Cだから計画を立てるのが苦手。そのため、締め切りぎりぎりに報告書の作成に取り組み、何とか出す。しかし、注意力Dであるために、ミスがある。上司や相手先の信頼を失う。こういったことになりかねません。

 ここで、メタ認知を使ってみます。自分というキャラクターのスペックを認知し、行動を決めるのです。メタ認知ができると、注意力Dであるから提出前に何度か確認しておきたい。ぎりぎりに報告書を作成することはやめようと考えられます。しかし、計画性Cだから、前もって進めることができるか不安に思います。そこで、責任感Aを使います。同僚に、3日前までに作成し終えると宣言する。または、上司に3日前に第一報を提出しますので、途中経過を確認してくださいと頼む。責任感Aを使って、自分というキャラクターの苦手を補うことができます。

 

HPやMPを確認し、回復を

 ゲームのキャラクターのHPやMPを見るように、自分の疲労具合を確認することができます。疲れているなと感じたら、薬草や回復魔法を使うように、休憩や睡眠、食事を取ってあげてください。

 

レベルや装備品を確認するように、自分と対話を

 「まだこのレベルでは、敵を倒せないな」「装備品を整えてから、次の場所に向かおう」とゲームで思うことはありますか。このときにしていることは、ゲームのキャラクターをメタ認知して、語り掛けていることと似ています。これを、自分というキャラクターに対して、「今焦っているから、落ち着こう」「他の人は自分の話を理解していないかもしれないから、確認してみよう」と語り掛けることができます。

 

 敵を倒せなかったとしても、経験値が稼げるという考え方

 失敗してもそんなにへこまなくなります。失敗したそのときは、取り返しのつかないことをしてしまった。なんて最悪なんだと思ったことも、後になって振り返ってみれば、なんてことはないと思えることがありませんか。ここで、失敗したとしても、経験値が稼げたからラッキーと思えるようになれば挑戦することへのハードルがグッと下がるはずです。

 

おわりに

 このように、人生というゲームで自分を操作すると考えると人生はより良くなると思います。今まで上手くいかなかったことが簡単にできるようになります。これが、メタ認知をする良さです!!メタ認知を使って、人生というゲームを楽しくクリアしていきましょう!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

好きだなって感じるのはどんな時

 自分が好きだなって感じるのはどんなときだろう。緊急事態宣言で時間がある今考えてみようと思いGWを過ごしていました。皆さんは、好きだな、心地良いなと感じるのはどんなときでしょうか。本を読んでいるとき。料理をしているとき。ドラマを見ているとき。散歩をしているとき。いつなんだろう。色々やってみました。そんな中でも、ぼーっと散歩するときが好きだなと感じました。とくに何をするというわけではなく、ぼーっと散歩するだけですが。

 

 毎日、人が少ない時間に外に散歩に行きました。そうすると、自分がどんなものに目を惹かれ、心地良いと感じるのかが分かってきました。川を見ているとき、花を見ているとき、建物を見ているとき。どれも好きですが、中でも木に囲まれ、木を見ているときが好きだなと思いました!

 

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                                                                                     良き!

 

 

 

 

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             木に囲まれていると体が緩んで深い呼吸ができる気がします!

          一面気に囲まれた森に行けばもっと気持ち良いんだろうなーーー

 

 

 

 

 

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                                 下から見るのもまた良い!

 

 

 

 

 

 

 

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                下の部分も根っこやコケ、虫たちの競演がたまらんです!!

            根っこが地表に出てきているのも良い。これは根っこと言って良いのか。

 

 

 

 木って、種類が違えば幹の太さや形、枝の付き方が違う。種類が同じでも、一つとして同じものはなくて、どっしりとした佇まいのもの、片側に枝が寄って付いているものと、それぞれが個性を持っている。その個性を見つけるのが、楽しい。

 木って、歴史をもっていて、耳を澄まして聞いてみるとその歴史が伝わってくる気がする。そうすると、自分のちっぽけさを感じることができる。木の、森の、自然の歴史の重みに圧倒される。木の歴史を感じるのもまた、楽しい。

 

 いつか、屋久島に行って縄文杉を見てみたいな。また一つ夢ができた。

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www.yakushima-info.com

 

 

皆さんは、

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

緊急事態宣言の中、パチンコ屋に通い続ける人は悪なのか?

 コロナウィルスによる外出自粛要請の中、パチンコ屋に通い続ける人たちのことをどう思いますか。

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  こういった考えの人が多いのではないでしょうか。私も、この考え方に賛成していて、「早くパチンコ屋を閉じて、通う人は家にいてくれ!」と思っていました。しかし、今はこのパチンコ屋に通っている人たちもまた、被害者なのかもしれないと感じています。

 パチンコはギャンブルです。人生の長い間ずっとパチンコ屋に通い続けた人たちは、自分の意思を制御して『パチンコ屋に行かない』という選択肢を選ぶことができるのでしょうか。メディアは、パチンコ屋に通う人たちを悪く取り上げ、世間のパチンコ屋に通う人たち対する批判を煽ります。もちろん、通う人たちに非は十分にあると思いますが。

 

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このように、パチンコ屋に通う人たちの中でも極端なことを言う人たちばかりを取り上げるわけです。

 しかし、「やめたくてもやめられなくて」苦しんでいる人たちはいると思います。上の画像でインタビューを受けている人たちも、心の底では「やめたくてもやめられない」と感じているかもしれません。政府は要請を呼びかけるばかりで、パチンコ屋に通う人たちのケアをしようとしているようには思えません。

 

聖学大学心理福祉学部客員准教授 藤田孝典さんは以下のように述べる。

私は社会福祉領域で相談を受けて支援に関わってきたソーシャルワーカーである。

数々の軽度から重度に至る依存症患者を見てきた。なかには依存症から抜け出すことが叶わず、自他への自責の念から自死された方もいる。

ギャンブル依存症は人を死に至らしめる恐ろしい病気である。

ギャンブル依存症患者で重度になると、当然、社会生活に破綻をきたす。

ギャンブルの他にもアルコール、薬物、セックス、ゲーム、買い物など依存対象は様々だが、どれも過度に依存すれば同様の辛苦を味わう。

家庭内暴力、人間関係の破綻、家計破綻、多重債務、失業や解雇、窃盗や詐欺など刑事事件に発展する事例も珍しくない。

一日中、ギャンブルのことしか考えられず、ギャンブルが人生のすべてと言ってもよい。

つまり、ギャンブルに心身を支配され、人生の中心に居座られてしまう状態だ。

WHOも指摘する通り、そうなればすでに病気であり、患者に対する加療やケアが必要となる。

 

店舗に押し寄せるパチンコ客「コロナウイルス?関係ない」背景にある事情やギャンブル依存症対策の不十分さ(藤田孝典) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

ギャンブル依存症の人たちは、自分の意志に関わらず、「パチンコ屋に通う」の選択しかできない可能性があります。今必要なのは、パチンコ屋に通う人に注意喚起するのと同時に、その人たちのギャンブル依存症へのケアではないでしょうか。

 

 このような状況下でもパチンコ屋に通い続ける人たちは、生活の中心をギャンブルに置いている可能性が高いです。普段は、店の利益のために損をすることが多いはずです。ギャンブルは店側が儲かるようにできているわけで、客を手放したくないためにも、そこから抜け出せないようなシステムになっているのです。

 そして、こういった緊急事態のときには、「パチンコ屋に通い続ける人は、馬鹿だ。意志薄弱だ。こういう人には給付金をあげる必要はない。」という言葉を浴びせられる。パチンコ屋に通い続ける人をただ批判するのではなく、依存症の可能性を考慮しつつ、通わないようにする必要があるのではないか。

 

 何事もそうですが、「パチンコ屋に行くか、行かないか。」「酒を飲むか、飲まないか。」「動画サイトを見るか、見ないか。」「ゲームをするか、しないか。」を自分で選択できなければなりません。自分で選択できない人は、社会的弱者と見なされ、搾取され、有事のときには非難されることだってある。

 娯楽を楽しむのは大切だが、自分が選択権をもてているか、常に考えて生きていきたい。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

『憲法記念日』~憲法は国のかたちを決めるもの~

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はじめに

 

 5月3日、今日は『憲法記念日』。憲法について勉強してみようと思い、2冊の本を読んでみました。

 

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勉強してみて分かったことをまとめてみようと思います。

 

憲法は何のためにあるの?

 憲法は誰が守るもので、何のためにあるのか知っているでしょうか。私は、はっきりと答えることができませんでした。憲法は、天皇、摂政、国務大臣、国会議員、裁判官、公務員が守るものです。国民は一部の規定を除き含まれません。憲法は、権力者が勝手なことをしないように、国民がその力をしばるために作られたもの。法律は、世の中の秩序を維持するために、国民が守るもの。ここに違いがあります。

 

5月3日が憲法記念日になったわけは?

 『日本国憲法』はいつ作られたか知っているでしょうか。公布された日が、1946年11月3日。施行された日が、1947年5月3日。11月3日は、明治節(明治天皇の誕生日の祝日)だったみたいで、政府は天皇の誕生日に合わせて公布したようです。他の国では、公布された日を、憲法記念日とすることもあるようですが、もともと明治天皇の誕生日を憲法記念日にするのをGHQが嫌ったため、施行された5月3日を憲法記念日としたそうです。11月3日は、文化の日になりました。

 

日本国憲法はGHQによる押しつけ憲法なの?

 日本は敗戦国であったわけですから、GHQが憲法の作成に携わることになりました。そのため、『押しつけ憲法』だと言う人もいるみたいです。本当にそうか知りたくて、調べてみました。池上さんの本には、必ずしも押しつけ憲法であったわけではないと書かれていました。たとえば、作家の高見順さんは、日本国憲法作成時について、こう述べたようです。

マッカーサーが言論の自由に対する新措置の指令を下した。

これでもう何でも自由に書けるのである!これでなんでも自由に出版できるのである。

生まれて初めての自由!

自国の政府により当然国民に与えられるべきであった自由が与えられずに、自国を占領した他国の軍隊によって初めて自由が与えられるとは、 -  かえりみて羞恥の感なきを得ない。日本を愛する者として、日本のために恥ずかしい。戦に負け、占領軍が入ってきたので、自由が束縛されたというなら分かるが、逆に自由を保障されたのである。なんという恥ずかしいことだろう。

高見さんのように、アメリカ軍が占領されたことによって、「これからはもっと自由になる」と感じた日本人は多かったと池上さんの本には書いてあります。もちろん、こういったプラスの意見ばかりではないでしょうが、このような意見もあったということは事実としてあるようです。

 

おわりに

 池上さんは、今後憲法についてどう考えるかということに対して、

憲法は、必ず守らなければなりません。守らなければいけないものだからこそ、憲法なのです。憲法は国のかたちを決めるもの。それが守られないようでは守られないようでは、いったい、その国のかたちとは何か、ということになってします。私たちの未来をデザインするものであるのですから。

 と述べています。憲法は国のかたちを決める。その通りでしょう。

 それにもかかわらず、そのかたちである憲法について私たちはあまり知らないのではないのでしょか。憲法は、前文と103条で構成されています。谷口さんは、憲法成立から70年以上の歳月が流れて時代にそぐわないから変えるべきだ、または、憲法は変えるべきでないという議論をする前に、日本国憲法のことを良く知ってほしいと述べています。

 議員任せにするのではなく、私たち一人一人が憲法のことを良く知り、憲法についての考えをそれぞれ持ちたいなと思いました。そうして、私たちの未来をデザインしていけたら国民にとって住みやすい国になるのではないでしょうか。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

人間の幸せとは、成長の喜びを感じられることだ

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はじめに

 何をしているときに、喜びを感じるでしょうか。大好きな人と会っているとき、美味しい物を食べるとき、温泉に入ったとき、旅行に行ったとき。あなたはどんなときに喜びを感じるでしょうか。

 普段のGWとは違い、できることが多く制限される今年のGW。せっかくだから充実したものにしたい。自分が楽しいこと、嬉しいこと、喜びを感じることはどんなときだろうかと考えます。自分のことを見つめ直す良い機会になっている人も多いのではないでしょうか。

 

 

[夜明けに捧ぐ言葉]

見よ!この日を

人生のため、人生の本質のため。

その短い過程の中に

あなたの存在のすべての真実と現実がある。

成長の喜び

行動の誇り

美の素晴らしさ

昨日はただの夢

明日はただの幻

しかし今日を良く生きることは、すべての昨日を幸せな夢に変え 

すべての明日を希望に変える。

そうだ、見よ!この日を

この言葉を、夜明けに捧ぐ。

 

カーリダーサ (D・カーネギー(著)東条健一(訳) 道は開ける から)

 

 この詩は、インドのシェイクスピアと称される5世紀ごろの劇作家 カーリダーサの1篇の詩であり、私が好きな詩だ。

 昨日や明日のことに思い悩むことなく、今日この日、今この時に、人生の、あなたの存在のすべてがある。だから、今ここに集中せよ。今ここには、『成長の喜び、行動の誇り、美の素晴らしさ』があると詩に書いてある。

 

 自分を見つめ直してみて、私が喜びを感じるときは、『成長している』と感じるときだなと思った。まず、私自身が成長しているなと感じるときに、喜びを感じる。そして、他の人が成長しているのを見たときにも、喜びを感じる。教員をやっているのも、子供たちの成長を目の前で感じられるという理由が大きい気がする。

 何に取り組み、何に成長を感じればいいのか。自分が取り組みたいと思うものがある人は、それをすると良い。もし、まだ思いつかない人がいたら、いくつか取り組むポイントをあげるので参考にしてもらえたらと思う。

 

成長を感じるために必要なポイント

 

数値化できるもの

 成長を自分で感じられるものが良い。そのために、取り組んだ成果が数値化できるものが良いと思う。例えば、筋トレで挙げられるバーの重量、ジョギングで一定の距離を走る時間、読んだ本の冊数,ページ数。何かに取り組むとき、初めの内は自分が成長していることには気付きづらい。体つきが変わった、体力が上がった、考える力が付いたと感じにくい。変化を感じられないと、飽きてしまう。数値化し、成長を自分に感じさせてあげることが大切だ。

 

週に3回以上できるもの

 自分の生活の中で、ある程度の頻度でできるものが良い。頻度が少ないと、自分の成長を感じづらく、これもまた飽きてしまう。とくに、初めの内だけでも、頻度を多めにやることで、成長を感じやすくすることが大切だ。成長するために、習い事で何かに取り組むことも考えられる。例えば、習字やヨガ。これらは、レッスンが週に一度しかないかもしれない。この場合も、一週間の他の日に、軽く復習をしておくと良いと思う。レッスンのときほど時間をかけてやる必要はないが、自分の成長を感じるためには週に3回以上やることが良いかと思う。

 

段階的にステップアップできるもの

 成長を感じられるためには、段階的にステップアップできるものが良い。100キロのバーベルを挙げたいと思ったときに、まずは30キロ、35キロ、40キロと段階的にステップアップし、目標に向かって取り組む必要がある。取り組むものを段階的に分けることは、工夫次第でできることが多いので、今の自分の実力に合わせて良く考えてみるのが良いだろう。

 

好きなもの、得意なもの

 もし何か苦手だけれど、目的のためにここの部分で成長したいと思うことがあるのであれば、それに取り組めば良いと思う。しかし、まだ取り組むものが決まっていないときには、自分の好きなもの、得意なものに取り組むのが良い。。『成長する』を考えると、苦手なことを克服するというイメージが強い人もいるかもしれない。しかし、敢えて好きでないもの、苦手なものに取り組む必要はない。自分が成長しやすいものにすると良いと思う。

 

伝えられるもの

 なかなか一人で取り組むのは心細いことが多いかもしれない。自分が取り組んだ成果をにに伝える機会が作れるものが良いだろう。家族や友達、それからSNSで仲間を見つけて伝え合うのも良いと思う。他の人から成果を認められ、自分が成長したことを感じられることもあると思うからだ。

 

私の思い

 成長するということは、変化するということだ。人間は今ある状態から変わることを拒む特性があると思う。しかし、成長するということは、本能的に人間が喜びだと感じられることではないか。子供たちを見ていると、成長したいと思い、自分の好奇心と向上心に溢れているように思う。

 世の中は今、有名人の不倫騒動で盛り上がったり、上司の悪口を言ったり、勢いのある若手をたたいたりする人が少なくないように思う。すべてを否定するわけではないが、これらのことをしている人が幸せそうには私は思えない。このようなことをする人は、要するにやることがないのだと私には映る。自分の外側に目を向けるのではなく、自分の内側に目を向け、成長することに喜びを感じ始めた人は、他の人を妬んだり、恨んだり、蔑んだりする暇はないのだ!

 こんな時期だからこそ、自分の内側に目を向け、成長を感じられたら、喜び、幸せは増えていくのかなと思います!!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

 

朝のルーティンをやってみて感じた 4つのメリット

 

はじめに

 以前の記事で、朝のルーティンとしてやることを決めました。それから、起きてすぐに5つのことを実践することを2日間続けました。ルーティンを決めてよかったと思ったことを書きます^^まだ2日間だけ!!とツッコミを入れたくなるような日数の少なさですが、『朝のルーティンを決めてやってみると、本当にいいな~』と思ったので、書きます!!朝のルーティンをやり始めたばかりだからこそ、やってみた良さを鮮明に書けると思い、記事にしました。

 

okrururun.hatenablog.com

 

朝のルーティン メリット

やることに迷って起きるのをためらうことがなくなる

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 「さぁ、今日は何をしようかな~」と思うことはありませんか。とくに、休日。こんなときに、決めておいた朝のルーティンをやることの効果が出てきます!ルーティンがあることで、朝から迷う必要はなくなるのです。

 「さぁ、今日は何をしようかな~」と思う、こんなのんびりした朝も良いでしょう。しかし、のんびり感を味わうことは、朝のルーティンをやった後からでも遅くありません!朝のルーティンをやった後だと、もっと気持ちよくのんびり感を味わうことができますよ^^「何をしようかな~」と迷ってる内に、お昼近くになってしまったということが、私は良くありました。こうなると、時間を無駄にしてしまった感じがして、ちょっと憂鬱に。そこで、とりあえず決められた行動、朝のルーティンをしてみると、充実感が感じられるようになります。

リズムが生まれる

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 朝は、一日の始まり。朝の内に、同じテンポでいつも通りの行動をすることによって、一日のリズムが良くなります!朝の行動の中に自分の選択肢があることで、きっと思っている以上に、行動と行動の間にためらいが生まれ、リズムが悪くなっていることがあると思います。私は、そうでした。次は何をしようかな?といちいち考えていたので、まぁー、リズムが悪い。

 朝の内に、テンポ良く行動し、リズムを作ることで、一日中リズムが良くなります♪

 

朝から達成感

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 あなたは、自分のことが好きですか?私は、幸せを感じるには『自分のことが好きだ』という気持ちがとても大切だと思っています。この気持ちは、自己肯定感や自己受容感などと言われています。これらを高めるためには、達成感を自分で感じられることが必要です。

 朝のルーティンは、自分でやろうと決めた行動。これを実際にやってみることで、「私ってできるじゃん^^」と思えるようになります。朝から達成感を感じられるのです!

充実した一日を送れる

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 これは、朝のルーティンの内容によると思います。朝の内に自分の人生にとって大切なことを見つめ直すことができるルーティンを設定しておきます。すると、一日を通して自分の軸に沿った一貫した行動ができると思います。私の場合は、『大学を読む』『人生の目的を書く』をルーティンに入れています。

 私たちは忙しい毎日の中で、日々の業務に追われ、自分が何のために生きているのか、何を、誰を大切に生きているのかを見失いがちです。人間は忘れっぽいもの。ですから、何度も何度も、自分の人生の軸を定め直さなければならないと思います。そこで、毎朝のルーティンに人生の軸を再確認できるものを取り入れることで、自分の価値観に沿って充実した一日が送れるようになります^^

 

まとめ

 朝のルーティンをやることで、上に書いた「すぐ行動」「良いリズム」「達成感」「充実感」が生まれます。そうすると、一日の活力が不思議と湧いてきます!!日中に、何かルーティンをやることも考えられます。しかし私は、一日の始まりである朝に、ルーティンをやることに意味があると考えています。『最初が肝心』なのです。一日の始まりに、決まった行動をすることで、ロケットスタートが切れます☆

 

 人によって、朝の内にやりたいこと、一日を充実させるために、やっておきたいことがあると思います。自分に合ったルーティンを探してみるといいかもしれません♪

 朝のルーティン、これからも続けていきます!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

一日三食は必要か

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はじめに

 高校生まで毎日朝昼晩の三食を必ず食べていました。朝ご飯は食べなくてはいけないものだと思っていたから、前の日の夜ご飯がどんなに遅くなっても、朝ご飯を必ず食べるようにしていたのです。

 けれど、朝ご飯を食べると胃の調子が悪いことが良くありました。結構つらくて、ネットで調べてみました。当時の私は、逆流性食道炎だったと思います。炎症が起きていることは分かったが、どうした方が良いかは分からず、放っておいてしまったんですね。

 

一日二食との出会い

 大学生になり、一冊の本に出会いました。この本は、私を逆流性食道炎から救ってくれました。本の名前は、「長生きしたければ朝食は抜きなさい」です。

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一日二食のきっかけになった本

 

それまで一日三食は絶対必要なものと思っていた私にとっては、タイトルを見ただけで衝撃的でした。

 

一日三食はいつから始まったのか

 そもそも、1日三食が一般的になったのはいつからでしょうか。これは諸説ありますが、西洋ではエジソンが『トースター』を1910年に発売したときからだと言われています。エジソンはトースターを発明したとき、「私が多くの発明ができる理由は1日三食だからだ。」とインタビューで答えたそうです。当時の大衆はこれを信じ込み、1日三食の方が頭が良くなると思い込みました。しかし、エジソンのこの発言は、トースターを売るための発言だったのです。

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 日本では、江戸時代後期、元禄以前までは一般的な人は1日二食だったみたいです。

 


二食から三食になった理由は、幕府が大工や職人を集めて、一日中仕事をさせていたため、朝食と夕食では体力が持たなくなり、昼にも食事を提供するようになったようです。

 

ライフスタイルに合わせてみよう

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 現代人のライフスタイルは、1日三食食べるほどエネルギーが必要でしょうか。確かに、成長期の子供や運動をたくさんする人には必要かもしれません。しかし、私たちの多くは、食生活の乱れや運動不足による生活習慣病に悩まされているのではないでしょうか。太ってきたから、健康診断の数値が悪いから、運動しようと考えることは大切だと思います。その一方で、食べないという選択支をもつこともありなのかなと考えます。〇〇健康法といった形で、現状のライフスタイルに足す発想ではなく、ライフスタイルから食を引く発想です

 

 しかし、一日二食だと太るという考えも良く聞きます。これは、一日三食だった人が、2週間程度一日二食に変えてみて、三食分で食べる量を二食で補おうとしたからです。人は慣れるまで時間が必要なのです。実験のために、一日二食に急きょした人たちではこのような結果になるかもしれません。また、三食で食べる量を二食で食べようとしたことも考えなくてはなりません。結局、食べている量は変わってないわけですから、普段と違う食生活にして、体が太るという形で反応したのかもしれません。

 

私の思い

 世の中は、一日三食を推奨する人が多数派ですから、無理に一日二食にする必要はないと思います。ですが、私のように、一日三食は絶対必要だと思い込み、逆流性食道炎などで体調を悪くしている方でしたら、一日二食は考えてみてもいいのかなと思います。

 ここまでこんなに一日二食を推奨してきましたが、三食でも二食でも、五食、一食、さらには0食でも、何でも良いと私は考えています。それが自分の体に合っているのであれば。

当たり前を疑い、自分に合った食べ方を見つけてみてください!

 今の食生活が自分に合っていないと思うなら、色々試してみるといいかもしれません♪体の声に耳を傾けてあげてください。あなたにとって、たった一つの大切な体なのですから^^

自分らしさを磨いていこきましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました^^

朝のルーティンを決めておくことの大切さ

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 巨人のドシンというゲームを小学生のときにやったことがある。このゲームは、巨人を操作し、人間と一緒に集落をつくるゲームだ。巨人は、人間の愛情または憎しみを集めると、どんどん大きくなる。大きくなると、より大きく重いものが持てるようになる。大きな建造物を動かすときには、ある程度の大きさが必要だ。また、長い距離を移動したり、地形を変えたりするときには、巨人の体が大きい方が良い。

 巨人のドシンは、1日が終わると、セーブされる。ピクミンと同じような感じである。次の日を始めると、巨人の体は元の大きさに戻っている。前日にいくら大きくなろうと、大きさは元に戻ってしまうのだ。

 私たち人間は、巨人のように体が大きくなったり元に戻ったりしない。けれど、心は毎朝リセットされているのではないかと感じる。巨人は体が、人間は心が。この記事では、毎朝リセットされた人間の気持ちを整え、決意を新たにするために、朝の内にやった方が良いと思ったことを書いていく。

 

 

はじめに

 前日の夜に「〇〇をしよう。」と決意しながら、寝たことはないだろうか。

『たとえば、明日は朝からストレッチをして、本を読む。コーヒーを入れて、ニュースを見る。その後、時間にゆとりを持って家を出よう』と決意して眠る。

 しかし、朝起きると昨日の決意はどこへやら。全く体を動かす気にならない。ぼーっとスマホの画面を見つめた後、まだ時間があるから寝ようと思うことが少なくない。前日に抱えていた気持ちは朝リセットされるのかもしれない。

 出社または登校する前に、リセットされた気持ちを立て直しておく必要があると思う。家を出るぎりぎりの時間に起きて、必要最低限の準備をしていては良くない。そうなると、仕事や勉強に身が入らないまま一日が始まってしまうことが多い気がする。午前中は気乗りしないなと思いつつ仕事をし、午後は昼ご飯を食べた後で眠くなる。仕事や学校が終わったときには、何となく一日が終わってしまったと感じる。家に帰り明日こそはと決意を新たにする。しかし、朝は気持ちがリセットされているのだ。

 家を出る前に何をするか。これは人それぞれ自由で良いと思う。目的は、自分の気持ちを整え、決意を新たにすることだ。私が毎朝やろうと思っていることを紹介する。恥ずかしながら、まだ私も朝の内に決意を新たにすることができず、バタバタと仕事を始めることが多い。この記事を読んでいるあなたと一緒に、気持ちを整え、決意を新たにできたら心強い。

 

朝のルーティン内容

①トイレ掃除をする。

②本「大学」を読む。(これは、私が毎日読んでいる本である。自分にあったものなら何でもよいと思う)

③人生の目的を書く。(私の目的は「頑張り方が分からない人に寄り添い、一緒に方法を考え、解決していく」こと)

④ヨガをする。

⑤コーヒーを飲む。

 

この5つが、取り組んでいること、取り組もうとしていることである。

おわりに

 朝、家を出る前に自分の気持ちを整え、決意を新たにすることが大切である。そのためには、自分が朝の内にやることを決め、ルーティン化しておくことが良い。そうすると、一日が充実したものになるだろう。ともに、より良い一日を、より良い人生を送ろう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました^^